手の太陰の筋
手の太陰の筋は、大指の上に起こり、指を循りて上行し、
魚の後に結り、寸口(すんこう)の外側を行き、上りて臂(ひ:前腕)を循り、
肘中(ちゅうちゅう)に結り、臑(かいな)の内廉に上り、腋(わき)の下に入り、
缺盆(けつぼん)に出で、肩の前?(隅の小里辺の代わりに骨偏)に結び、上りて缺盆に結び、下りて
胸裏(きょうり)に結り、散じて賁(ふん:胃の噴門)を貫き、賁に合し、下りて季脇(ききょう)に
抵る(いたる)。
その病は、過ぐる所に当たるものは、支(ささえ)転筋(てんきん)して痛み、甚しくして息賁
(そくふん:喘息)、脇急(きょうきゅう:脇の引き連れ)吐血(とけつ)を成(な)す。
治は燔鍼(はんしん)劫刺(ごうし)に在り、知れるを以って數と為し、痛を以って輸と為す。名づけて
仲冬痺(ちゅうとうひ)と曰うなり。
参考:難経58難
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